【2026年最新】不妊検査の費用と流れを完全解説 |女性・男性の検査内容・保険適用・東京都の助成金

費用・保険・制度
💡
不妊検査は妊活の「最初の一歩」です。早めに受けることが妊娠への近道になります

不妊検査の多くは保険適用で数千円〜数万円で受けられます。夫婦4.4組に1組が不妊検査・治療を経験している今、原因を早期に把握することが治療の選択肢を広げます。東京都では検査費用への助成金もあります。

✏️ この記事を書いた理由

初めてクリニックを受診したとき、「まず検査をしましょう」と言われて、何をどの順番で調べるのかがまったくわかりませんでした。ホルモン検査・卵管検査・精液検査……それぞれ何のための検査なのか、費用はどのくらいかかるのか、事前に知っておけば心の準備ができたのにと感じました。この記事は、不妊検査の全体像を「受ける前に知っておきたかった情報」としてまとめています。

①不妊検査の費用:まず全体像を把握しよう

結論:不妊検査の費用は、女性の基本検査で約1〜3万円、男性の精液検査で約1,000〜5,000円が目安です。検査の種類・保険適用の有無によって異なります。

「クリニックに行くことは決めた。でも、何を調べられるのか、何を聞かれるのか、まったく想像がつかない」——初めてのクリニック受診前、こういう不安を抱えている方は多いと思います。私の妻も、最初の受診前夜はなかなか眠れなかったと話していました。

不妊検査は「怖いもの」ではありません。血液検査・超音波検査・精液検査など、ほとんどが日帰りでできる検査です。むしろ、原因がわかることで「何をすればいいか」の方針が立ちます。検査を受けるまでの漠然とした不安の方が、ずっとつらいことが多いのです。

👩
女性の基本検査費用目安
約1〜3万円
1〜2か月分・保険適用込み
👨
男性の精液検査費用目安
約1,000〜5,500円
保険適用の場合
🏛️
東京都の助成金
最大5万円
不妊検査等助成事業

💡 不妊検査と不妊治療は別物です
不妊検査は「妊娠しにくい原因を調べるための検査」で、治療とは別に行います。検査の結果によって、タイミング法から始めるか・人工授精に進むか・体外受精が必要かなどの治療方針が決まります。まず検査を受けることが治療の出発点です。


②女性・男性それぞれの検査内容と費用

女性の検査

約1〜3万円(1〜2か月分)
  • 経腟超音波検査:子宮・卵巣の状態確認(保険適用)
  • 血液検査(ホルモン):FSH・LH・PRL・E2・P等(保険適用)
  • クラミジア検査:クラミジア抗原・抗体(保険適用)
  • AMH検査:卵巣予備能の確認(一部自費)
  • 子宮卵管造影検査(HSG):卵管の通過性確認(保険適用)
  • 感染症検査:B型・C型肝炎・HIV・梅毒(自費の場合も)
  • 抗精子抗体検査:自費・約8,000円
男性の検査

約1,000〜数万円
  • 精液検査:精子数・運動率・形態等(保険適用)
  • 血液検査(ホルモン):テストステロン・FSH・LH等(保険適用)
  • 超音波検査:精巣・精索の確認(保険適用)
  • 感染症検査:B型・C型肝炎・HIV・梅毒(自費の場合も)
  • 染色体検査:必要に応じて(保険適用の場合あり)
  • 精子凍結:選定療養・自費約22,000〜27,500円/1年

主な検査と費用の詳細一覧

検査名 対象 費用目安(3割負担) 保険
経腟超音波検査 女性 数百〜1,000円程度 ✅ 保険適用
血液検査(ホルモン) 女性 1,000〜3,000円程度 ✅ 保険適用
クラミジア検査 女性 抗原1,130円・抗体1,150円 ✅ 保険適用
AMH検査(卵巣予備能) 女性 約3,000〜8,000円 △ 一部自費
子宮卵管造影検査(HSG) 女性 約5,000〜15,000円 ✅ 保険適用
感染症検査(4項目) 男女 自費:約5,000円 △ 自費の場合多い
抗精子抗体検査 女性 約8,000円 ❌ 自費
精液検査 男性 約1,000〜2,000円 ✅ 保険適用
男性ホルモン検査 男性 約1,000〜3,000円 ✅ 保険適用
⚠️ 同じ検査でも保険適用・自費が混在します

不妊検査の中には、目的や実施タイミングによって保険適用になるものとならないものが混在します。事前にクリニックに「保険適用になる検査と自費になる検査はどれか」を確認しておくと安心です。


③不妊検査の流れ(初診〜結果まで)

結論:不妊検査は初診から約1〜2か月で一通りの結果が出ます。月経周期に合わせた検査があるため、複数回の通院が必要です。

1
🏥 初診:問診・基本検査(月経5日目以内が理想)

月経開始直後(5日目以内)に初診を受けると、ホルモン検査・超音波検査がスムーズに行えます。問診では月経周期・妊活歴・既往歴などを確認します。

  • 費用目安:約3,000〜8,000円(初診料込み)
  • 夫婦で一緒に来院すると男性の精液検査も同日に実施できる

2
🔬 排卵前後:卵管・排卵の検査

月経終了後〜排卵前(周期10〜12日頃)に子宮卵管造影検査(HSG)を実施します。排卵日前後には超音波で卵胞の発育・排卵を確認します。

  • 子宮卵管造影検査:卵管の通過性を確認(重要な検査)
  • 検査後は卵管が通りやすくなり妊娠しやすくなることも

3
📊 排卵後:黄体機能の確認

排卵後(高温期)に血液検査でプロゲステロン(黄体ホルモン)値を確認します。黄体機能不全があると着床に影響することがあります。

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👨 男性:精液検査

禁欲2〜5日後に精液を採取して提出します。院内採取または自宅採取(持参)が可能です。精子の数・運動率・形態などを分析します。

  • 費用:約1,000〜2,000円(保険適用)
  • 結果は当日または数日後に判明
  • 1回の検査では判断が難しい場合は再検査することも

5
📋 検査結果の説明・治療方針の決定

全ての検査結果が揃った後、医師から検査結果の説明と今後の治療方針の提案があります。タイミング法・人工授精・体外受精のどれから始めるかを夫婦で相談して決定します。


④東京都の不妊検査助成金制度(2026年最新)

結論:東京都では夫婦の不妊検査費用に最大5万円の助成金があります。検査を受ける前に申請要件を確認しておきましょう。

項目 内容
助成上限額 夫婦合わせて最大5万円
対象者 法律婚または事実婚の夫婦、都内在住
年齢条件 妻の年齢が検査開始時に43歳未満
対象となる検査 医師が必要と認めた不妊検査(保険適用外の検査を含む)
申請先 東京都または各市区町村の窓口
申請タイミング 検査終了後に申請(事後申請)

他の都道府県・市区町村にも独自の助成制度があります
東京都以外にも、各都道府県・市区町村が独自の不妊検査助成金を設けているケースがあります。お住まいの自治体の窓口やホームページで確認してみましょう。


⑤よくある質問(FAQ)

Q子宮卵管造影検査、本当に痛いですか?怖くて予約できません
A個人差が大きく、「ほとんど痛くなかった」という方から「生理痛の強い版」という方まで様々です。検査自体は5〜10分程度で終わります。不安な方は事前に「痛み止めを処方してほしい」と伝えると検査前に服用できます。また検査後に卵管の通りがよくなり自然妊娠しやすくなる「ゴールデン期間」があるため、怖くても受けた方がいい検査のひとつです。

Q夫が精液検査を嫌がっています。どう説明すればいいですか?
A「不妊の約半数は男性側に原因がある」という事実を伝えるのが効果的です。「あなたに問題があると疑っている」ではなく「原因を早く特定して二人で取り組みたい」という伝え方が受け入れられやすいです。精液検査は採血より簡単で費用も数千円程度。結果が正常なら「問題なし」と確認できる安心材料にもなります。クリニックによっては自宅採取・持参も可能です。

Q検査で「異常なし」と言われたのに妊娠できません。なぜですか?
A一般的な不妊検査で異常が見つからない「原因不明不妊」は全体の約10〜20%を占めます。精子と卵子が出会えているか・受精できているか・着床できているかは通常の検査ではわかりません。体外受精を行うことで初めて受精障害・着床障害がわかるケースもあります。検査で異常がなくても1年以上妊娠しない場合は、ステップアップを検討するタイミングです。

QAMHが低いと言われてショックです。もう妊娠できないですか?
AAMH値が低くても妊娠・出産できた方は多くいます。AMHは卵子の「数」の目安であり「質」ではないため、低くても質の良い卵子が残っていれば妊娠できます。低い場合に最も大切なのは「早めに行動すること」です。タイミング法をのんびり続けるより、早めに体外受精に移行することで卵子が残っているうちに治療を進められます。

Q初診はどんな格好で行けばいいですか?内診がありますか?
A内診(経腟超音波検査)がある場合が多いため、脱ぎ着しやすいスカートやゆったりしたパンツがおすすめです。タイツよりストッキングか素足が着替えやすいです。初診時は問診票の記入・ホルモン検査の採血・超音波検査が基本的な流れです。緊張するのは当然ですが、医師・スタッフは毎日行っている検査なので遠慮せず「初めてで緊張しています」と伝えてしまうのが一番です。


まとめ|不妊検査は妊活の第一歩。早めに受けて原因を把握しよう

📌 この記事のポイントまとめ
  • 女性の基本検査費用は約1〜3万円(1〜2か月分)が目安
  • 男性の精液検査は約1,000〜2,000円(保険適用)で受けられる
  • 検査の多くは保険適用だが、AMH・抗精子抗体・感染症検査などは自費の場合も
  • 初診から結果まで約1〜2か月・月経周期に合わせた複数回の通院が必要
  • 東京都では不妊検査費用に最大5万円の助成金がある(他の自治体も要確認)
  • 子宮卵管造影検査は検査後に自然妊娠率が上がることもある
  • 不妊検査の費用は医療費控除の対象。領収書を保管しておこう

不妊検査は妊娠への第一歩です。「まだ様子を見ようかな」と思いがちですが、特に35歳以上の方は早めに受診することで治療の選択肢が広がります。夫婦ふたりで一緒に受診することが、治療をスムーズに進めるコツです。

本記事は2026年4月時点の情報をもとに作成しています。検査の内容・費用・助成金制度は医療機関や自治体によって異なります。詳細は必ず通院先のクリニックおよびお住まいの自治体にご確認ください。

本記事は情報提供を目的としており、医療行為を推奨するものではありません。

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