【2026年最新】男性不妊の原因と種類を徹底解説 |精索静脈瘤・無精子症・改善方法・治療法

原因・疾患
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不妊の約半数に男性側の原因があります。早めに検査を受けることが大切です

WHOの調査では男性のみの原因が約24%・男女両方の原因が約24%で、不妊の約半数に男性側が関与しています。男性不妊の約90%は造精機能障害で、精索静脈瘤などの治療で精子の質が改善するケースも多くあります。

✏️ この記事を書いた理由

「不妊の原因の約半分は男性側にある」という事実を、最初は正直ピンときていませんでした。精液検査を受けるまで、自分が当事者だという感覚が薄かったのだと思います。検査結果を見て初めて「自分ごと」になった——そういう男性は多いのではないかと感じています。この記事は、男性不妊の原因・検査・治療法を、同じ立場として調べた内容をもとにまとめています。検査を躊躇している方にこそ読んでほしい記事です。

①男性不妊の原因の割合と種類

結論:男性不妊の原因は大きく「造精機能障害(約90%)」「精路通過障害」「性機能障害」の3種類に分類されます。

不妊の原因の約半数は男性側にある——この事実を、私は妻が治療を始めるまで知りませんでした。「不妊治療は女性が頑張るもの」というイメージがあって、自分の精子に問題があるかもしれないという発想が最初はありませんでした。

精液検査を初めて受けたとき、正直こわかったです。でも結果を見て初めて「自分も当事者なんだ」と腹が据わりました。男性不妊は治療できるケースが多くあります。精索静脈瘤は手術で改善できることがありますし、生活習慣の改善で精子の質が上がることもあります。「調べてから考える」で十分です。

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不妊における男性側の関与
約50%
WHO統計(男性のみ24%+男女両方24%)
🔬
男性不妊の原因で最も多い
造精機能
障害
全体の約90%を占める
🏥
精索静脈瘤の手術後
約80%で
精液改善
適切な治療で改善できる

💡 男性不妊は自覚症状がほとんどありません
精子の数が少ない・運動率が低いといった男性不妊の多くは、精液検査を受けて初めてわかります。「射精できるから問題ない」と思っていても検査で異常が見つかることが多いため、妊活を始めたら早めに精液検査を受けることをおすすめします。


②男性不妊の3つの原因を詳しく解説

造精機能障害 約90%
🔬 精子を作る機能の問題

精子の数・運動率・形態に問題がある状態です。男性不妊の約90%を占め、最も多い原因です。

精索静脈瘤(男性不妊の約30%)
精巣の血液を心臓に戻す静脈に逆流が起き、静脈瘤ができる病気です。精巣の温度上昇・老廃物の蓄積により精子形成機能が低下します。ほとんど自覚症状がありませんが、陰嚢の違和感・鈍痛を感じることも。顕微鏡下手術で約80%が精液改善。

乏精子症
精子の数が基準値(1ml当たり1,600万個)未満の状態。程度によって人工授精・体外受精・顕微授精と治療法が変わります。

精子無力症
精子の前進運動率が低い状態(基準値:32%以上)。精子が卵子に到達しにくくなります。

無精子症
精液中に精子が存在しない状態。閉塞性(精路が詰まっている)と非閉塞性(精子を作れていない)に分類されます。TESE(精巣内精子採取術)で精子が見つかれば顕微授精が可能です。

→ 治療:精索静脈瘤手術・薬物療法(CoQ10・漢方)・顕微授精(ICSI)など

精路通過障害
🚧 精子の通り道の問題

精子は作られているのに、通り道(精管・精巣上体・射精管)が詰まっているため精液中に出てこない状態です。精液検査では無精子症と診断されますが、精巣内に精子が存在する「閉塞性無精子症」です。

原因には感染症(クラミジア・淋菌など)による癒着・手術後の閉塞・先天性の精管欠損などがあります。外科的手術で精路を再建する「精路再建術」や、TESE(精巣内精子採取術)で精子を採取して顕微授精を行う方法があります。

→ 治療:精路再建術・TESE+顕微授精

性機能障害
⚡ 射精・勃起の問題

勃起障害(ED)
性交時に十分な勃起が得られない・維持できない状態。不妊治療のプレッシャーで発症するケースも多いです。ED治療薬(PDE-5阻害薬)での改善が期待できます。

腟内射精障害
自慰では射精できるが、性交時に腟内で射精できない状態。行動療法・人工授精などで対応します。

逆行性射精
射精時に精液が膀胱に逆流する状態。糖尿病・前立腺手術後などが原因。薬物療法・尿から精子を回収して人工授精を行うこともあります。

→ 治療:ED治療薬・行動療法・人工授精・薬物療法


③精液検査の正常値と見方

結論:精液検査の結果はWHOの基準値を参考にしますが、1回の結果で一喜一憂しないことが大切です。精液の状態は同じ人でも大きく変動します。

検査項目 WHO基準値(2021年) 意味
精液量 1.4ml以上 少ないと精子の総数も減少
精子濃度 1ml当たり1,600万個以上 基準未満=乏精子症
前進運動率 32%以上 卵子に向かって直進する精子の割合
総運動率 42%以上 動いている精子全体の割合
正常形態率 4%以上 正常な形の精子の割合
生存率 54%以上 生きている精子の割合
⚠️ 1回の検査結果だけで判断しない

精液の状態は体調・禁欲期間・ストレスなどで大きく変動します。1回の検査結果が悪くても次回は改善している場合もあります。日本泌尿器科学会のガイドラインでは「少なくとも2回以上の検査を行って評価する」ことを推奨しています。


④生活習慣で精子の質を改善する方法

結論:禁煙・適度な運動・栄養補給・精巣を冷やすことなどで精子の質を改善できる可能性があります。精子は約74日間で新たに作られるため、3か月間の生活習慣改善が効果的です。

🚭
禁煙する

喫煙は精子の数・運動率・形態に悪影響を与えることが複数の研究で示されています。妊活を機に禁煙しましょう。

🍺
アルコールを控える

過剰なアルコール摂取は男性ホルモン(テストステロン)を低下させ、精子の質に悪影響を与えます。妊活中は原則禁酒・または機会飲酒程度に。

🛁
長時間の入浴・サウナを避ける

精巣は体温より2〜3℃低い環境で精子を作ります。長時間の熱い入浴・サウナは精子の質を低下させます。入浴は38〜39℃・10〜15分程度が目安。

💻
膝の上でのPC作業を避ける

膝の上にパソコンを置いて長時間使用すると精巣温度が上昇します。机の上で使用する習慣に変えましょう。

🦪
亜鉛・CoQ10を摂取する

亜鉛は精子の数・運動率の改善に、CoQ10(還元型)は精子のエネルギー産生サポートに役立ちます。牡蠣・ナッツなどの食品からも摂れます。

⚖️
適正体重を維持する

肥満・痩せすぎはともに精液の質に悪影響を与えます。BMI18.5〜24.9を目標に、バランスの良い食事と適度な運動で体重管理しましょう。

😴
十分な睡眠を取る

睡眠不足は男性ホルモン(テストステロン)の分泌を低下させます。7〜8時間の睡眠を確保しましょう。

🩲
ボクサーパンツを選ぶ

きつい下着(ブリーフ)は精巣を圧迫し温度を上げます。余裕のあるボクサーパンツを選ぶことで精巣環境が整いやすくなります。


⑤よくある質問(FAQ)

Q精液検査の結果を妻に見せたくないのですが、見せないといけませんか?
A検査結果を誰に見せるかはご自身の判断です。ただし不妊治療の方針を決めるためには、夫婦双方の検査結果を医師が把握していることが重要です。妻に直接見せなくても、検査を受けたクリニックが治療クリニックと連携していれば医師間で情報共有できます。また「精液に少し問題があった」という事実だけ伝えて詳細を共有しないという選択もあります。一番大切なのは、結果を隠して治療方針が誤った方向に進まないことです。

Q精子の数が少ないと言われました。自然妊娠は無理ですか?
A精子の数が少なくても自然妊娠できる場合があります。乏精子症の程度によって異なり、軽度(500〜1,600万個/ml)であればタイミング法・人工授精で妊娠できるケースも多いです。高度乏精子症(100万個/ml未満)では顕微授精が有効な選択肢になります。また生活習慣の改善・精索静脈瘤の治療・薬物療法で数が改善することもあります。まず泌尿器科・男性不妊専門外来で原因を調べることが先決です。

Q禁欲期間はどのくらいがいいですか?長いほど精子が増えますか?
A精液検査の際の推奨禁欲期間は2〜5日間です。長すぎる禁欲(7日以上)は精子の数は増えますが古い精子が多くなり運動率・形態が低下する場合があります。妊活中のタイミング法では「2〜3日に1回」を目安に定期的に射精した方が精子の質が保たれやすいです。「1か月禁欲してためた方がいい」は誤解ですので、過度な禁欲は避けましょう。

Q精索静脈瘤の手術を勧められましたが、手術しないと妊娠できませんか?
A精索静脈瘤があっても手術をせずに顕微授精で妊娠できるケースはあります。手術か顕微授精かは「妻の年齢・精液の程度・手術後の改善見込み」を総合的に判断して決めます。妻の年齢が若い・精液の問題が軽度なら手術で自然妊娠を目指す選択もあります。妻が35歳以上・精液の問題が重度の場合は手術より直接顕微授精に進む方が時間効率が良い場合も。泌尿器科と不妊専門クリニックの両方の意見を聞いた上で決めましょう。

Q精液検査に行くのが恥ずかしいのですが、クリニックではどうやって採取するんですか?
Aクリニックには採精室という個室が設けられています。プライバシーは完全に確保されており、医師・スタッフと顔を合わせずに採取できる設計になっています。自宅採取・持参が可能なクリニックも多く、その場合は採取後1〜2時間以内に体温に近い温度で持参します。「恥ずかしい」という気持ちはよくわかりますが、医師・スタッフにとっては毎日行う通常業務です。不妊治療において精液検査は最も重要な検査のひとつですので、ぜひ早めに受けてみてください。


まとめ|男性も一緒に検査・生活改善を始めよう

📌 この記事のポイントまとめ
  • 不妊の約50%に男性側が関与。男性も早めに精液検査を受けることが重要
  • 男性不妊の原因:造精機能障害(約90%)・精路通過障害・性機能障害の3種類
  • 精索静脈瘤は男性不妊の約30%を占め、手術で約80%が精液改善
  • 無精子症でもTESE(精巣内精子採取術)で精子が見つかれば顕微授精が可能
  • 精液検査は1回の結果で判断せず、少なくとも2回以上受けることを推奨
  • 生活習慣改善(禁煙・節酒・サウナ禁止・亜鉛・CoQ10)で精子の質を向上させよう
  • 精子の新陳代謝は約74日。3か月間の生活習慣改善で次の検査結果が変わる

男性不妊は「女性の問題」ではなく、夫婦で取り組むべき課題です。妊活を始めたら夫婦で一緒に検査を受け、男性も生活習慣を見直すことが妊娠への最短ルートになります。

本記事は2026年4月時点の情報と日本泌尿器科学会・日本生殖医学会の公開情報をもとに作成しています。詳細は必ず泌尿器科・不妊専門クリニックにご相談ください。

本記事は情報提供を目的としており、医療行為を推奨するものではありません。

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